| 先日、ご相談のメールを頂きました。私も始めてのケースで、少々驚きましたが、商魂たくましいというか、裏技というか、押し売りというか、とにかくびっくりしました。
それは、Aさんのお住まいのマンションには、管理組合という組織体がないという状態だったようです。総戸数の半分近くが賃貸で、オーナーさんは離れたところに暮らされている方も多く、実質的な組合組織の運営が難しいといった事情もあるのではないでしょうか。
そんなマンションにお住まいのAさんですが、なんの前触れもなく、突然マンションの工事が始まり、あれよあれよと言う間に、工事が完了してしまいました。にわかには信じられない光景ですが、正に「工事のやり逃げ?」状態だったようです。
その後、各戸にはその施工業者から、個別に請求書が届けられたというのです。もちろん、Aさんは事前に何も知らないうちに工事を始められたわけで、勝手に工事をしておいて、金をくれと言われても「はい。そうですか」というわけには行きません。
でも、このままお金を払わなくても大丈夫かどうか、不安があったようでご相談を頂きました。
業者の言い分としては、「他の居住者は皆、了承を得ている。だから払って欲しいという」ことのようです。確かに区分所有法では、大概の共有部に対する決め事は区分所有者の4分の3以上が納得していれば、行う事が出来るようですので、業者が全オーナーを回り、工事の説明をして4分の3以上のオーナーがOKと言った時点で、工事を始めたらどうなるんでしょうね。あとの4分の1の住人には知らされていなくても、大丈夫なんでしょうか・・・・。でも、普通はこんな仕方をすればトラブルになることは必死ですから、やらないのが普通です。
今回のAさんのマンションの場合、62%のオーナーさんが支払いを行い、残りの38%のオーナーは支払いを拒否しているようです。納得している住民は、かろうじて4分の3には達していないので、なんとかがんばって欲しいと思います。
それにしても、このような事態が起こっているとは驚きです。リフォーム=悪徳というイメージだけが付いてしまうのは、善良な施工業者にとって大変迷惑なことだと思います。
実は、私だけが知らなかっただけで、こんなケースって結構あるんでしょうか。もしも知っていらっしゃたら教えて下さいね。
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